映画製作は極秘に進められていたが、11年5月にドバイで開催されたバンダイナムコゲームス主催のプライベートイベント「Level UP Dubai 2011」で正式に発表。それと同時に、世界中で凄まじい反響を巻き起こした。
水島能成プロデューサーは、予想以上の反応に驚きを隠さない。「発表した時に、ほんの数分の予告映像も公開したんですが、本当に世界中のファンが隅々までチェックしてくれて......。『鉄拳』というコンテンツの影響力の大きさに改めて気付かされましたね」。
数えきれないファンが期待している、というプレッシャーは当然、監督の毛利にものしかかる。「いままでの歴史もあるし、これからも続いていく『鉄拳』というコンテンツを扱う以上、失敗できないというプレッシャーはありましたね。でも、今回は本当に信頼できるスタッフが集まってくれた。画コンテ作成では、錚々たるメンバーが担当してくれたし、音響効果のスタッフ、声優さんたちも実力のある方ばかり。製作段階で、これは成功するという自信がさらに持てました」。
さらに毛利は、今作で「3D」という新要素にも果敢に挑んだ。「今回のプロジェクトで大きなカギを握るのが3D。今作にはデジタル・フロンティアの持つ最先端3Dのノウハウがすべて注ぎこまれているので、劇場のお客さんには今まで観たことがない『鉄拳』を体験をしてもらえると思います」。
最強の布陣で完成した『鉄拳 ブラッド・ベンジェンス』は、最初から世界に照準を定めたプロジェクトだと水島プロデューサーは語る。「今作のテーマの一つは日本製映像コンテンツの逆襲です。かつて日本のアニメは"ジャパニメーション"として世界を席巻しました。でもいまや世界的なアニメの市場は3DCGアニメが全盛で、その市場はハリウッドにほぼ独占されている。私たちの『鉄拳』は、日本人にしか作れない3DCGアニメで再び日本の映像コンテンツを全世界に発信し、世界中の人々を驚かせたいと思います」。
『鉄拳 ブラッド・ベンジェンス』は、ゲーム、アニメ、そして映画の歴史を塗り替える、ワールドワイドなビッグ・イベントなのだ。




















